2010-11-23

SDTrans192 Rev3 と HDMI-I2S 出力 追記

注意!以下内容について理解できない方はやらないこと!


まぁ、この情報が必要な人は一体何人居るんだろ?ってレベルのお話ですし…おそらく現有されてる方々はよくご存じだとは思いますが…個人的なメモとして記載。

HDMI-LVDS-ISOLATOR-I2S を利用した、SDTrans192 Rev3 と DAC を HDMI-I2S(これは造語)でつなぐ際の結線の注意事項等。

現状 Rev3 の HDMIケーブル側からは 3.3V or 5V の供給はなく、結線もされていないとのこと。今後のRevでどーなるかはわからないので、ここに書かれている事を実施する際には、必ず確認すること(最悪回路を壊します)。PS-AUDIOのDACはどーなんでしょかね…ここまで必要としてないのかな?よくわかりませんが…

HDMIケーブルから 3.3V or 5V の供給がないので、LVDSチップを動かすためにDAC側から電源の供給が必要となります。これが上記図の赤の部分。ここに電源供給して、スイッチ操作することで、この基板は動きます。この際に、供給する電源をどうするか、に留意が必要です。LVDSチップ自体はHDMIケーブル側とGNDを共有しています。つまり、差動で送ってますが、アイソレーションはされません。LVDS自体がちょっと変わった(のかな?)差動の送り方なので仮想GND、ではなく実のGNDが接続しているためですね。

このGNDを切り離すために、アイソレーションチップが載っているわけですが、赤枠内にDAC側から電源供給すると、GNDがソース側と共有されてしまい、アイソレーションチップの意味がなくなります。というわけで、きちんとアイソレーションを目指す場合には、赤枠内にはDACとは別電源を供給する事を強くお勧めします。

とわいえ、おいらはポータブルでそんなに多数の電源を用意できないので、そのままいきますがw DVCC直結よりは、電池~分岐させた+5Vを放り込んだ方が影響すくないかなー、と思いつつ…

2 件のコメント:

kou さんのコメント...

twitterでLVDS ICポジネガが逆とか誤情報流してしまいました。PS-Audioの元回路もパターンがきれいに引けるよう一部信号ポジネガ逆にしてありました。
 PS-Audioの回路ではHDMIコネクタ電源端子はオープンになっていますので、PS-Audio準拠とするとSDTran192の実装で正しいように思います。 アイソレータは電源にこだわるFidelixさん独自拡張ということだと思います。
 PS-AudioのPWTはI2S 2ポート USB SPDIF系3系統をセレクタするデジタルセクションまでDAC部とは別基板、別電源になっているように見えます。この構成では電源をHDMIでもらう効果は薄いように思います。

ひよひよ さんのコメント...

なるほど、電源供給はフィデ特有の仕様でしたか…そーいやどっかにそんな話が書いてあった記憶が…

やはりDAC側で別電源を用意する、のがいいんでしょうねぇ…とわいえ、ポータブルで電池供給だとソース電源をそうそう用意するわけにはいかないのが難しい処ですが…

電池に近い処から5V拾ってきて、この基板上で3.3V作るのがよさそうかなー