2012-03-31

バイアスが高すぎたらしい

きちんと聴けてる(でもバランス駆動とは言い難い)配布基板で、色々測定していたら、入力のバイアスは仮想GNDからみて ±0.1 V 程度…

今回弄った入力バイアス回路はダイオードの±0.5~0.6V…ちょっと高すぎました。

というわけで、抵抗で±0.1V前後を与えられるように変更。ついでに、入力周波数を弄ってみました。


1Hz …さすがに波形崩れてますね…(をい


10Hz ここらへんから特性は同じ感じ。きちんと組めればこの辺りから特性が出るってことで。


100Hz


1kHz


10kHz このあたりから特性が歪み始める感じ。


20kHz 可聴域の限界の上のあたりはそこそこ崩れてますね。


30kHz どんどん歪んで行く…

まぁ、実用的には問題ないかと…後は、上下の波形の合成がおかしい、ってあたりか…

===追記===

あっれー、差動増幅部「だけ」ブレットボードで組んで眺めてみたら、きちんと動いてる…

ってことは、プッシュプル部分の影響か?

精度はそんなに要らんが、4ch欲しい…orz

綺麗に重ならないのはなんでかなーと調査中。

プッシュプルのエミッタ抵抗測ると、12mA~120mAくらい流れている。十分バイアス出てるぢゃん…orz ってことは、終段のバイアスのせいではなく、その前のせい。


入力(黄色)と、カレントミラーの2kΩの電圧(青)。なんかスパイクが出てます。


入力(黄色)と差動出力(青)。んー、オフの時のこの波形がおかしい気がする。


差動出力同士の比較。クロスオーバー時の切り返しの時に要らんノイズ要因が出てるっぽい。つーか、へこむ理由がよくわからん、差動増幅ってこういうもの?

===追記===


C側とA側のエミッタ電圧を拾うと…やっぱり切り返しの処に波形の歪みが…ってことは、差動増幅がイマイチってことか?

やり方を変えてみた。

今までは、カレントミラーの電位を変更してみていたんですが、今度は入力に与えるバイアス自体を弄ってみました。

要するに、VCC~抵抗~ダイオード~ダイオード~抵抗~VDD って繋いだ回路を2つ作って、ダイオード~ダイオードの処に入力信号を、VCC~抵抗、及び抵抗~VDDの処を入力信号とすることで、入力信号自体をシフトする方向性。つまり、元の回路でトリマ抵抗でこのバイアスを与えて、片側の回路を駆動してうまくいってたのを踏襲して、もう片側の回路向けにもバイアス作ってやればいいぢゃない、と…

結果。


抵抗の定数をもうちょっと追い込む必要はありそうですが、かなりましな信号が出せたかも。抵抗の片方をトリマ抵抗にして、弄れるようにすればうまくいくかも…

こっちの方が楽かなー

===ためしに===

入力コンデンサ~トリマ抵抗でバイアス、を与える回路を2つ作って、ホットとコールドに供給したら…全然ダメぽ…orz 同じようなことやってるはずなんだが…

===追記===

ダイオード方式で、トリマ抵抗いれて弄ってみたらこんな感じに…


2次の高調波は見えなくなってますが、3次以降はそれなりに出てる感じ。波形を見ると0クロスで歪んでる…プッシュプルのバイアス電流増加すればいいのかしら?

2012-03-28

んー、基本に立ち返ってみる…

カレントミラーはGNDからの電位。
カレントミラーへの抵抗は820Ω、これで電源電圧3Vに対し10mAちょっとの電流に制限される。
差動回路のコレクタ抵抗は1.5k。

測定は、-1.5VポイントをGNDにして実施。


差動回路のコレクタ電圧(片方の側)を見ると、GNDで区切って、半分づつ出力されている様子が見える。足し算すると正弦波。
ただ、コレクタ抵抗を上げていくとこれが正弦波の折りたたみみたいになるのはちょっと不思議。


コレクタの電圧と、プッシュプルの外側、1Ω抵抗の電位を拾ってみた…ら、あれれ?
瞬間的に20.4mV(つまりは20.4mA)流れて、それ以外は6.79mVで一定。なんだなんだ?


プッシュプルの1Ω両側の電位。つーても、青側は3V近い電圧になって、まともなレンジでは測れないので、ACカップリングでDC成分消し。
綺麗にシンクロしてる…ってあれ?


1Ωの電位と、出力電位の関係。電位があるってことは電圧があるってことで、つまりは電流が常時流れている…A級どころではない動作?

しかし、プッシュプルって、エミッタを共有するのではないのかしら?

2012-03-27

もうちょっと…


1.5k→3.3k んー、プッシュプルのベースにかかってるバイアスがアレ過ぎか…


3.3k->10k をー、かなりキタ感じがします。


10kで出力端子の波形。きれーに反転してます。コレですよコレ。というわけで15kか20kくらいが適正なんだろな…

===追記===

20kでの波形。いい感じかしらね…



拡大するとすこーし歪んでますが、バランス出力(赤の処、黄色-青色の波形)でみると、それっぽい正弦波に…打ち消しあっててくれるのかしら…できればこの歪みを補正しちゃいたいなぁ…ともうちょっと思案する予定。

少し変更

カレントミラーの電流制御している抵抗を変更。2kから600Ωに。
計算式は、
(元) I=(3V-0.6V)/2k=1.2mA
(電位変更)I=(1.5V-0.6V)/2k=0.45mA かなり減ってしまった
(今回)I=(1.5V-0.6V)/600=1.5mA 同じくらいに


差動出力の処(プッシュプルのコレクタに繋がる処)での電位がこんな感じ。綺麗に分かれるようになりました。ほっと一息。
これで入力電流200mVp-pまで平気そうな感じ。もうちょっと抵抗下げてやると入力のレンジが広がりそう、かな?


で、プッシュプルの上下の電位がこんな感じ。よーやくプッシュプル信号っぽく見えてきました。

ただなー、プッシュプルでうまく合成できてないっぽいくて、矩形信号的な出力になっちゃってるのがアレですが…

2012-03-26

これでどうだ!

色々配線を見比べて…

案1:入力信号にバイアスを与えて、PNP側、NPN側に与える信号の電位差を作る
案2:入力信号はそのままで、カレントミラーの電位を弄る

で、製作元の別の回路を眺めていて気付きました。似たような回路になってるが、カレントミラー、+V~-Vではなくて、+V~GNDもしくはGND~-Vで構成されてる。あー、なるほど、GND起点にすれば、どーあがいてもGNDからバイアスが深くなるのでGND中点のバランス信号をそのままPNP/NPN回路に入れられるわけだ…

ってことで、早速実験。2kΩの抵抗を+V、-Vに繋いでる処から剥がして、GNDに接続。で、波形を覗いてみたら…100mVを越すような振幅はがたがたになりますが、入力信号を微細にすれば、綺麗に出力波形がバランス波形に…負荷オープンなので、負荷かけたらまた崩れそうではありますがw(プッシュプル回路が負荷抵抗を挟んで信号を打ち消しあってしまいそうですが)


負荷かけないで、出力端をオシロで眺めたもの。入力信号は50mVp-pくらい。


1Vp-pにして、出力端にカップリングコンデンサを繋いで、プッシュプル回路を直流的に切り離したもの。カップリングの先で測定。
FFTかけると高調波が出まくりw


上記波形の拡大、いろいろ崩れてます…ええ…


ちなみに、カップリングコンデンサの先に33Ωの負荷(ヘッドフォン代わり)をつけてみたら、こんな波形に…んーむ。

方向性的にはあってそう。後は、色々チューニングですかねぇ…

ついつい買ってしまいました…


以前見かけた時に欲しいなー、と思ってたんですが、Out of Order…

で、チェックしてたら、再度販売になったので、即行ってしまいました…

つーても、ガラスのコップですけどw 赤ワインでも入れて飲んだら楽しいかしら

作ってみた…

色々測定が面倒だったので、ユニバーサル基板とC1815/A1015にて組みなおし。

VCC 3V にしてあちこち測定。

差動増幅回路のTrのエミッタ側の電位が、-1.5VをGNDに見立てて
A1015側 1.76V - 2.16V 仮想GNDを1.5Vとすると、0.26V ~ 0.66V
C1815側 1.28V - 0.88V 同様に -0.22V ~ -0.62V

入力電位が仮想GNDに対し±で出てきて、ホットとコールドが反転(ここまでは合ってる)とすると
少しでも電位が+なり-なりに振れると、VBEの動作範囲(0.6V~0.65Vくらい)の範疇を逸脱してオフになっちゃう、って事か。

バイアスかけて信号電位を 0V~1.5V、もしくは -1.5V~0V に押し込めると、どちらかの差動増幅回路が動いて、プッシュプル回路の片側づつを使って、鳴る。でも、それってこの回路の設計意図とは違いそう。

エミッタの電位を安定させて0.65V以上で固定するか、片方の差動増幅回路がオフ(エミッタの電位の絶対値が0.65Vを下回ったら)になったら、もう片方の差動増幅回路で稼働するようにするのが狙いではないかと思います。しかし、実測すると…全然入りませんね…orz
カレントミラー変えても、電位はあまり変わりそうにないし、電圧変えても実測でエミッタ電位は全然改善されない。となると、差動増幅のコレクタ側に入ってる抵抗を弄るしかないのかしら…

0.2V台になる原因を調べないとダメか…

2012-03-25

よーくみると…

差動増幅回路に、カレントミラーの定電流源がくっついていて、それでプッシュプルをドライブしてるんですね(今頃気付いた)

で、なんであんな変な増幅になるんだろ?クリップしてしまってるような波形とか…

差動増幅回路が2つ並列になってるが、片方だけ動いて、もう片方は動いてないようなそんな感じ。

んー、自前で組んで試してみるかー

試行もう一回

せっかく2枚基板があるので、もう1枚はマニュアル通りに作ってみた、カップリングなんかもしっかり入れて…

で、マニュアル通りに調整して、オシロを各所に当ててみた処…

ホット・コールドそれぞれに入ってるプッシュプルの片側は動作してない…つまり、片チャンネルだけの稼働…orz 4chアンプがあって、Lホット、Lコールド、Rホット、Rコールドって稼働するんですが、例えばLホットとRホットのアンプは動いてる(出力が確認できる)が、Lコールド、Rコールドは電源に対してなんも振れていない…orz 多分コールド側回路全部取っ払ってGND共有にしても同じ…orz

クマッタクマッタ…orz

===追記===



出力のホット・コールドに対し、-1.5Vの電位(GNDだと仮想GNDの影響も考えられるので)からの測定値。ACカップリング有り。負荷はHD25。
FGで2Vp-pの1kHzを発生させて、それをアッテネーションした後に、トランスに放り込んで、バランス信号作って、アンプの入力端子へ投入。
でみてみると、信号がきっちり出てる側と、出てない側がはっきり。
ちなみに、入力を大きく(アッテネーションを減らしていく)すると、コールド側が反転しますね。これもバイアスの問題かな?

さてはて…

これでいいか…

結局

・基板添付の仮想GND回路が怪しい(GNDがずれてるので、ここを基準に取ると、おかしなことになる)
・計算すると、±1.2Vでは初段Trのオン電圧が不足する可能性がある(どう値を弄ってもダメっぽい…1.25Vなら大丈夫、それを超すとまた問題が)

というわけで

・電源供給を2.5V(±1.25V)へ変更
・ホットコールド両方にバイアス調整用のトリマ抵抗を実装
・-1.25Vからの電位で、トリマ調整をして、ホットコールドすべてで0Vになるように調整

したら、一気に音質が改善されました。出力カップリング有りと、抵抗落とししてるチャンネルとで遜色ないので、抵抗落とししちゃってもいいかも…DCの測定は必要ですが…

後は、入力を 1k:10k で簡易的にアッテネーションしてるんですが、これでもゲイン高いな…フィードバック抵抗入れてゲイン下げればよいのかもですが(まだフィードバック抵抗入れてませんw)DC出てなきゃ直結で、DC出てるようなら出力カップリング入れて、その先からフィードバック戻せば、入力バイアスは0Vに調整されてるので、安定すると思われます。

そこらへんまでやったら再測定かな…

===追記===



LとRのホット/コールドの波形測定。GNDは-1.25Vにして、ACカップリングを実施。

まぁそれなりに…よーくみると、ホットとコールドで振幅が違うんですが…多分これは、定電流回路による初段Trへのバイアス電圧の差かなー。初段Trのエミッタ電圧をそれぞれに測定して、バイアス値を決めればなんとかなる気がします…が面倒ぉ~

ああ、なるほど…

ホット側にあったのと同じバイアス電圧制御用のトリマをコールド側に増設して弄れるようにしたが、どっち弄ってもホット・コールド両方とも動くのは…初段Trのホット・コールドのエミッタ同士が同じ定電流源に繋がっているから、バイアスの変化による初段Trのオン状態がエミッタ電位を変化させて、反対側のTrに影響を与えてるんですね…にゃるほど…

これ、hfeを揃えるより VBE の揃ったTrを見つけた方が安定するような…

初段を考えると、
・GND基準で±振幅の信号がやってくる
・+と-でそれぞれの初段Trがオンになって、駆動する。
・初段Trの駆動は、定電流回路で与えられる電位~GNDの差でバイアス電圧が与えられている

定電流源の精度がよくないと、初段Trのバイアスが崩れて、妙な事になりそう。

2012-03-24

試しに…

これが、ほっといた場合の聴感上一番まともな処にバイアス調整した際の波形。


基板GNDに対し、出力のHOT/COLDにプローブ付けて測定。こうしてみると、黄色のチャンネルは殆ど動いてないのがわかる。殆ど青色チャンネルの音で鳴っている。この場合で黄色と青色の比率を同じくらいにしようとバイアスを弄ると、音が割れる。青なり黄色なりがフルスイングできるように調整するとうまくいく。

んで、こっちが強引に、出力のHOT/COLDをGNDに220Ωで落とした際の出力波形。バイアス弄って、黄色と青色で同じくらいの比率になるように調整済み。


聴感上もほぼ同一くらいですね、どっちがどっちかわかりません。クリップしてるような波形が見えるのが気になりますが…差で演算すると、綺麗に波形は出てるっぽい…が、対称とは程遠いですね…なんでだろー…正弦波では綺麗に対称まで持っていけるんですが…

調整中…だが…

バイアス弄って、聴感上一番まともな処にすると…

バランス回路のホット側もしくはコールド側は固定電圧になって、もう片側だけから信号がでてくる…つまりただのシングルエンドプッシュプル駆動になっとる…

で、ホット側、コールド側両方の回路から信号が出てくるようにバイアス調整すると…バリバリに割れた音になる…orz

安西先生、このアンプ本当にバランス駆動なんでしょうか!?

ちなみに、ヘッドフォン中に存在する仮想GNDを明示的にGNDと繋いでやると(つまり出力ホット=抵抗=GND=抵抗=出力コールド)、綺麗なバランス信号が出てます。GNDを仮想GND化すると、ぐたぐたになりますが…

あれですね、終段にトランス入れろ、ってそういうことですか、そうですか…

2012-03-23

ふと思いついたので…

出力のホット~コールド間に負荷を挟んでいたんですが、ためしに、ホット~GND~コールドって負荷を挟んでみて、それぞれの負荷を測定してみた…


すると、(仮想)GNDとの間の信号は想定通りくらいの出来っぽい?多少青がクリップしてる?FFTかけてみると、黄色は二次の高調波歪みは少なくて、三次が高め。青は二次が高めで三次が低めといった感じか。入力を上げると、高調波歪みが増える感じ。

というわけで、変な波形は、これらの合成値のせいかな?

クリップしてる方は、もうちょっと定数とか見直しが必要かもだが…

今回やった対策は、入力にカップリングコンデンサを入れて、+~100k~入力~100k~- となるように、ホット側コールド側双方にバイアス電圧を入れた(0Vにした)。カップリングなくても行けそうな気はしますが…

で、ホット側かコールド側のどちらかがクリップしてるので、それを弄る(多分バイアス値を弄る)のが残っている(が、入力を100mV以下にできれば不要かも、50mVp-pなら歪みはかなりないっぽい)

で、きっちりバイアス調整できれば(今7mVくらいずれてる感じがする)、DCも出なくなるんぢゃないかなーと期待。

DCでなくなれば、フィードバック入れられるんぢゃないかな…って期待。

測定&検証

とりあえず、トリマ抵抗を取り去ったところに、100k*2で分圧してバイアス電圧として0Vを供給するように修正。これをホット&コールド両方に設定。ついでに入力カップリングコンデンサも設定。0Vから-7mVくらいづつ崩れてますが、まぁ安定したかしら?DCは14mVくらい出てます。10mV以下に抑え込みたいなぁ…コンデンサ入れるにしても…

んで、あちこち測定。これは、プッシュプルを構成するC3668(青)/A1428(黄)のコレクタの波形。オフになった時の電位のカーブがずいぶん違うなぁ…ってかんじ。


ちなみに、負荷抵抗をはずすと、方形波っぽく…orz なんだこりゃ。




黄色がコレクタ、青がエミッタ。上がC3668、下がA1428の波形。A1428のエミッタ電圧で、オフの電圧が少し深いのかしら…

エミッタ電圧同士を重ねてみると…


Cが黄色、Aが青色…まぁ、こんなもんか…

どうも、入力信号(バランス信号)が綺麗に分圧されてない気もする。

んー

2012-03-22

机上で検討中…


回路図がわかりにくかったので、4つある増幅回路のうち1つだけを抜き出して検討。

こうしてみると、定電流回路とプッシュプル回路ってのがはっきりと見えてきます。

んで、あちこち電圧や電流を計算していたんですが…

Q1のベースに入力がかかる
そうすると、1mAまでの電流が流れる(定電流回路で制限されて)
すると、R1の電圧が上がって
そこからVBEで計算される1Ωの電圧も上がる

ここまではいいんですが、その電圧を計算すると

定電流回路に1mA流れたとして、R1は2.1Vまで上がって、そうするとVBEの0.6V差し引いたとして、1.5VがR1にかかり、VCCの1.25Vを超えるので、出力電圧が-方向に振れてしまう…ここらへんが、変に出力波形が折り返されてしまっている原因のように見えます。多分もうちょっと低い電流値が折り返しポイントになっているのでしょう…

謎な波形の原因はここらかなー、と推定中。

ちなみにQ1に電流流すとQ1が稼働を始めるんですが…Vの変化でIが変ってQ1が駆動する、って考えでよいのかしら?Q1のエミッタ電圧は -0.64Vだから、0Vとの間に0.64V発生し、それがバイアスとなって動くという理解でよいのかしら…

というわけで、勉強は続くよ…っと。

2012-03-21

んー、なんで?



出力波形。GNDに対するHOT/COLDの波形。ついでに波形演算(赤色:黄色-青色)をしてみた処。波形演算の結果をみると、それっぽい波形になってるが…プッシュプルの波形ってこんなのなんですかねぇ…

ちなみに、帰還抵抗をなんらかの形で放り込むと、バランスが崩れて、片方出力なし、片方フルスイングになる。これでも出力をみると正弦波が見えるが、結局ホット側なりコールド側がまるっきり動いていないわけで、バランス駆動の意味がない…。

ちなみに、入力波形をみるとこんなかんじ。


コモンモードノイズと思われる揺れが発生してますが、波形演算結果としては綺麗なもの。

無帰還にしたら、性能悪くなるだろなぁ…

試しにもう1枚基板があるので、おとなしく普通に作ってみようかしら…

iCloudへようこそ。

メールがやってきた…

iCloudへようこそ。 あなたのiCloudアカウントのApple IDは、xxxxx です。このアカウントでご利用のiPhone、iPad、iPod touch、Mac、およびPCを設定します。こちらの手順に従って設定すると準備が整います。

iCloudのセットアップが完了するとコンテンツはiCloudに保存され、ご利用のすべてのデバイスへワイヤレスでプッシュされるようになります。たとえば、コンピュータ上のiTunesで曲を購入すると、ご利用のiPod touchやiPadにも同じ曲が表示されます。iPhoneで撮影した写真は自動的にiPadへ転送されます。iPhoneでPagesドキュメントの作成を開始して、iPadで完成することが可能です。Dockを使ってコンピュータへ接続、同期する必要はありません。iCloudではすべてが自動的に同期されます。

iCloudの利便性をどうぞご活用ください。

今後ともiCloudをよろしくお願い申し上げます。

Apple

iTunesにアカウントあるのにiCloudにアカウントがない人向けかしら…

「iPhone、iPad、iPod touch、Mac」を持ってないのがまず最初のアレげな処…
「iTunesで曲を購入すると…」購入用の情報すら登録してません…

それどころかVoiceOverキットをアップデートしろ、ってうるさいからiTunes自体アンインストールしてしまおうかって考えてるくらいなのに…

そして、音源デバイスのないサーバ(ディスプレイなし)にいれてあるiTunesでは、WindowsUpdateなんかの再起動のたびにiTunesを再起動すると「音楽鳴らせないぞごらぁ」ってダイアログが出てきてうざい…君はAppleTV専用のサーバなんだから、黙って立ちあがっててくれればいいんだけど…ダイアログ消す設定ないのかなぁ…ダイアログを押す常駐アプリ使う手があるのは知ってますが…

などなど…今一つApple目線の戦略に乗れないのでした…orz

もうちょっとなー、なんとかなれば使う気にもなるんだが…

調査は続くよ…

とりあえずプリを使う気なので、入力ボリュームは47k固定抵抗で、max値固定にしてあるんですが、どうもこれがいけない?

信号をオシロでおいかけていくと、入力に1kHz/1Vp-pくらいを入れて、Q201からQ209/Q211のラインを拾うと、思いっきりクリップして方形波に…100mVp-pくらいにすると、なんとなく波形が(つーても上半分がくいっと曲がってしまっているが)が見えてくる。VRの抵抗値が高すぎるのかもしれない…もしくは、もっと分圧しないとダメかも…47kΩ:20kΩの場合はそれはそれでアレだったんですが…

Q203からQ201へのラインを拾うと、入力ゲインを上げて行くと、ブレが激しくなる。定電流にするために、電圧が変化させてるんですかね…

同様に、R209/R211のとこの電圧も、ぶいぶい変る…まぁ、これは変わってくれないと終段が動かないわけですが。無信号で0.6Vくらいのとこに、1Vp-p与えると、0.3Vくらいになる。まぁ、そういうもんか。

200mVp-pくらいの正弦波を与えたら、それっぽい波形に…


300mVp-pで波形は歪み始めるので、そこまでに制限しないとダメかな…

後は、帰還をどうするか…

2012-03-20

くまった…orz

どっかTr飛ばしたかなぁ、と思いつつ…

実装はコンデンサ含めてデフォルトへ戻し
各Rの値はマニュアル通りくらい、なので実装には問題ないと思われる
まぁ、そのまま聴く分にはそれなり。

周波数特性とTHDは確かにいいんだが…他の測定値が悪すぎるのが悩みどころ…
つーかオシロで波形みると…バランス駆動のハズなんだが、片側波形が出ずに、片側だけでドライブしてるとか…あっれー?
バイアス弄ってホット&コールドを併せてもどんどん波形がずれる…のは熱ドリフトのせいなんだろうなぁ…

ふぃ、つかれました。

鳴ったレベルでほっとけばよかった…orz

なんかおかしい…



トランス出力(バランス信号)を、バランスアンプの入力に繋いで、それぞれのチャンネルと、GNDとの間での波形チェック。

4連VRの代用品で、47kΩの固定抵抗が4ついれてあって、その固定抵抗間でのオシロ画像。信号の先はコンデンサが入ってるから、本来であればここで綺麗に波形が半分になる、ことを想定していたんですが…

あっれー、入力のバランスが非常に悪い、つーか、妙なクリップというか、変な事になってる奴までいる始末…なんだこりゃ?


入力ゲインを上げてみたら、また妙な波形になったので、試しに演算してみた。ホット-コールドの波形を出してみたら、綺麗に正弦波に。ってことで、入力のとこでの分圧が妙?なのかな…


===追記===

あっれー?と思ったので、入力(青:GND-ホット間)と、出力(黄色:GND-ホット間)をオシロで確認。ゲインをもっと上げてみたら…


クリップの度合いが…うひゃーなんでだろ…どっかおかしいのは確実…

2012-03-19

間違えに気付く

よくよく回路図を見直していたら…VCCがTrの特性のばらつきに対して調整するトリマ抵抗経由で、入力系のVR通してGNDに落ちている事が判明…つまり、VRにDC電圧が発生してるわけで…それがそのまま入力にきたら…そりゃーDC出力しちゃいますよねぇ…そのうえそのラインって出力カップリングコンデンサの先からフィードバックループになってるわけで…出力にコンデンサ入っててもダダ漏れ…orz

対策案としては、
(1)おとなしく入力にカップリングコンデンサ突っ込んで、DC入力をなくす
(2)トリマ抵抗とっぱらっちゃえー

ということで、(2)を採用。まぁ、普通に鳴ります。

ただ、まだおかしい感じが…出力が起動したては0.1mV以下のDC(出力カップリングコンデンサなしで)なのに、曲流すと、100mVとか出るように…熱でドリフトしてますかねぇ…んー、どっかまだおかしいかなぁ…

とりあえず、ここらでまたRMAA測定、多少はよくなったか?と思ったんですが…


どうも気にいらない値ばかり。THDはまぁいいとしても…んー、くまったくまった…