2012-08-15

試聴システムの解説


こんな感じ。

(1)NW-Z1000 でライン出力(この辺はバランスアウトになればなんでもいいんですが、面倒がないのがこれだったので)
(2)トランス箱でシングルエンド→バランス変換(いつも使ってる奴です)
(3)DSP バランス2入力、バランス4出力な基板。将来的には、これを6出力以上(もしくは1入力3出力以上)のに切り替えて行く予定。
ここで、電子ボリューム、チャンネルデバイダー(要するにクロスオーバーネットワークの代わり、コンデンサレスだから位相を弄らずにネットワークが作れる)、タイムアラインメント(個別の出力のディレイ調整、つまりは発音までの時間とか、デバイスの距離を調整)を実施。イコライザ設定もできるので、デバイスに特化した調整も可能。
(3-1)将来の構想として、I2Sで(3)に入力、最初のADを省くというもの。(3)の後にマルチチャンネルのDACを入れる構想もある。
(4)バランスヘッドフォンアンプ。要するにBTLなアンプ。これを各チャンネル毎に独立して装備。電源レベルでのアイソレーションを実施して、それぞれへの電源を通したクロストークを抑止。
(5)狗×SHIKI 3wayイヤホン。独立駆動するために、片側6芯のケーブルで配線している。でも、今回はBA2ユニットを直結して、バイアンプ仕様でテスト中。

なんつーか、本当にこれが実現する日が来るとわ…

そして、これはまだ出発点。マルチウェイイヤホンの最終形は、マルチチャンネルトラポが起点と考えているので…

5 件のコメント:

rtm_iino さんのコメント...

すごいシステムですね。

自衛隊の通信兵並みの体力とバッテリーが必要な感じがします。

イアフォンでもタイムアライメントが必要なんでしょうか?
空間距離を考えるとすごく微妙な調整になりそうですが定位感を求めるとそうなるのでしょうね。

イアフォンの測定はどうやっているのでしょうね。 耳の模型を使って逆ホーンで計測するのでしょうか。


ひよひよ さんのコメント...

まだこれでも一時期持ち歩いてたトランスIVシステムよりは軽い…トランスIVの方が6.7kg、こっちは多分電池こみ5kg…つーてもどっちもどっちですがw

製作者の方が、据置のDSPを使ってチェックしたところ、低域を少し前に出した方がいいね、という話になってます。どうしても同じ距離感で実装できないし、ユニットの応答性能の違いもあるので、調整した方がいいと。製作者の方は、タイムアラインメント>ゲイン調整>クロスオーバー周波数、の順で効くね、とおっしゃってました。

イヤホンは、製作者の方は特殊なマイクを使っているような事をおっしゃってましたが、おいらはそこまでやる元気はないので、イヤチップ出た辺りで適当なマイク使って応答性を測定してディレイ値を決めたら、後は聴覚主体で、とか考えてますw

rtm_iino さんのコメント...

毎日が筋トレですね。

確かに位相調整が一番でしょう。
スピーカー作る時も周波数特性より群遅延を減らしてイコライザでフラットにする方が自然です。
ゲインとクロスオーバーはいたちごっこになりそうですね。
私はDCX2496のI2S出力とDEQ2496を使ってマイクでフィードバックして調整してますがこれが正解というのは無くてソース変えては弄ってます。

今 Silicon LabsのSI5338を弄ってます。
DDSより複雑ですが4出力できるのは便利。
LVDSもCMSOSも使えるのでHDMIやSATAケーブルでクロック伝送するのも案外楽です。
一番のメリットはNVメモリーに設定を入れてマイコン無しで立ち上げられる事でしょうか。

この数日ワイン飲んでいないのでエンジンがかかりません。。。

ひよひよ さんのコメント...

DCX2496/DEQ2496 ですか、結構お値打ちですねぇ、いいなぁ、こんな価格なら…

I2Sは改造です?それともLANコネクタがI2S信号出してるのかしら?

マルチ出力のクロックデバイスがあるなら、それ使ってシステムマスタークロック作るのはよさそうですねぇ…マルチチャンネルDACを考えると特に…いいなぁ、夢がある。

rtm_iino さんのコメント...

DCX2496のI2Sは改造です。
VIAにチェックピンを立てて引き出しました。
DEQ2496は買って3年経つのに珍しく蓋を開けていません。
ベリンガーは素で使う事はありませんね。
SRC2496も弄ってます。

4出力のクロックジェネレーターは確かに便利です。 
レジスタが160ほどあるのですが、専用ソフト使えば設定データをテーブルにして吐き出してくれますからどのマイコンでも使えると思います。
オーバークロックの実験するには面白い素材ですね。 値段も手頃です。