先日の夏コミで配布した同人誌に、某クロック屋さんの記事を寄稿して貰ったんですが、それを受けて…
クロックを安定して発振させるためには、発振させる側の回路の静電容量とかが問題になる。
クロックメーカーでは、一度発振させた後、クロックを回路から取り外して、LCR測定器の回路に繋いで同じ周波数で発振させなおす事で、回路の容量を間接的に測定している。
つまり、クロックの先に繋がる回路(つーまりオーディオの回路)の静電容量もクロックの発振に影響するんぢゃね?という話。
これを防ぐには、クロックの発振自体は電源まで含めて完全に独立した回路にして、電気的な結合ではない方法でクロック信号を外に取り出す必要がありそう。
要するに、クロックからの信号を回路に直結するんではなく、アイソレーターとかを通して、利用する側の回路の負荷がクロック回路に回り込まないようにする(もしくは、完全固定で特定の回路向けに調整する)。
つまり、クロックの負荷は光アイソレータにして、光アイソレータ込の回路を完全独立させてそこで発振を安定させ、クロック使う処は、光アイソレータの出力を使うようにすれば、外部回路の影響は抑えられそう。
光アイソレータってどのくらいの周波数が通るんだろか?って調べてみたら…
TLP117(F)-NDってのが50MBd(Bdってなんだ?)って超高速のがあるようです。他にもいくつか…
Buffalo II 用の96MHzのクロックには使えなさそうですが、そのほかのオーディオ用クロックには使えそうな感じがします。外部電源で外部クロック作って、こいつでアイソレーションかけて、クロック信号を供給するようにすれば、より安定した発振が望めるのかしらん
1 件のコメント:
WikiによるとBdはBaudのことで、ここではPulse per secondを意味するそうです。アイソレータを通すと位相ノイズが増えるかもしれないので要注意ですね。
コメントを投稿