狗×SHIKI(イヌシキ) Model No.02
最初のアイディアは、たどってみたら2010年12月でした。
早晩この手の製品が出てくるだろう、と踏んでいたのですが…なかなか…
JH3aの話をきいて、おー、と思ったのもつかの間、ネットワークをアンプ側に持つアイディアはどこかが特許を持っているとかで、製品化できない(イヤホンだけならできそうな気もしますが…)とかで、いろいろ苦慮されてるようです。
そんな中、先日大阪へ出張に行った際に某所でお会いした方が、ハンドメイドイヤホンの製作者であるSHIKIさんでした。
2時間程でしたか、ポータブルシステム、特にイヤホンの現状や課題、その解決策について、色々会話させて頂き、濃密な時間を過ごさせて頂きました。与えられたモノを選ぶのではなく、自分で欲しいモノを作り出す姿勢には感銘を受けさせて頂きました。
その際に試聴させて頂いたのが、狗×SHIKI(イヌシキ) Model No.02でした。
試聴自体は、丁度手持ちで持っていたs:flo2のラインアウトに、(多分あれは)iBassoの小さいアンプを2つ、バイアンプ形式で繋げてでした。それぞれのアンプの音量を変える事で、BAとダイナミックのドライバの音量比率が変わり、音の質が変わるのを非常に楽しく聴かせて頂き、これを使えば通常聴いているEdition8並みの音をイヤホンでも作れる(普通のマルチBAのイヤホンはネットワークの音が嫌いなので…)と、ドキドキしました。
シングルにして繋いでしまったり、バイアンプでも音量調整に失敗すると、BAとDの音量バランスが悪くなって、ぼわんとしてしまうんですが…きちっと追い込めるとなかなか可能性を感じられる音に…
バイアンプだと、音量調整とか面倒な面もありますが、そこは解決策の腹案を既に持っていたりします(DAC側のデジタルボリュームもいいですが、もうちょっと変わったやり方も視野にいれつつ)。まずはソース2ch+アクティブフィルタ(DSPでやれたら面白そうですよねぇ)、将来的には6ch再生(うほっ、トリプルアンプ構成)までを考慮して動きたいなぁ、という(笑)
よーやく次のステップが見えてきました。
ちなみに、製造方法もお聞きしました。本当に金属の丸棒から、ドリルと、自作工具を使ってこの形状を削りだしているとのこと。やればできるもんだなぁ、みたいな…NC旋盤がほしくなりました(をいをい
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