ページ
▼
2012-01-07
LXA-OT1 ポータブル(をい
某sさんが年末うちに来た際に、「こうすればD級アンプの出力でも綺麗にヘッドフォンで聴けるよ」、といっていたのを試してみました。
<注意:何をどうしてこうなるか、をきちん理解できてない人は試さない事、あちこち壊れます!!>
D級アンプの出力をヘッドフォンで鳴らす際の最大の問題は、フィルタのインピーダンスがSP用(4Ω~8Ω)で設計されているので、ヘッドフォン(32Ωとか)で鳴らすと、フィルタが用をなさず、盛大にノイズを吐き出す。単純に繋いでもダメという事です。勿論直列に抵抗入れる(よく言われるIEM用のアッテネーターとか)と、もっとインピーダンスが高くなるので、碌な事はありません。
で、何をするかというと、
(1)適正な負荷をかけてやる=フィルタを正常に働かせて出力を得る
(2)その負荷の中から、HPに必要な出力を取り出す
ってことになります。
つーわけで、後はわかりますね!(わからない人はやめておきましょう)
ちなみに、LXA-OT1はBTL駆動なんで、普通のヘッドフォンはこれだけでは正常に駆動できません。nabeさんのもダメっぽ…strvさんのは出力GND共通だからできる(これも意味がわからない人はやめておきましょう)。まともに駆動する気ならトランス噛ます必要があります。
なお、今回の試行では、ヘッドフォンはバランス化してあるものを使ってあります。つまり、LとRでGNDを共有させていない、ので普通にドライブできてます。
というわけで、ここまで少しでも理解できないことがある人は、絶対に試さない事。色々壊れますよ!!
さて、聴いてみての感想。まぁ、ふつーに聞けますね。ケースの中にまとめて詰めたら、普通にPHPAとして使えそうなレベルかな…予備で買ってある弐号機をポータブル用に改造したくなってきました…
===追記===
ちなみに、この方式だと出力の殆どを熱で捨ててるので、超電池もったいないです。鳴るなぁ、と確認する程度にとどめた方がいいかも…
きちんとやるなら、フィルタをヘッドフォンあわせで設計し直して、交換した方がいいと思います。
0 件のコメント:
コメントを投稿